人・事業・制度

人とカルチャー

TOAIの企業文化と
人が輝く仕組み

店舗とデジタルを掛け合わせた、多様な新規事業を次々と生み出し、今なお力強く成長を続けている当社。
その成長を支える原動力は、常に新たな挑戦に踏み出すチャレンジ精神あふれるTOAIの人たち、そして、常識にとらわれることなく、これまでにない価値の創出を後押しする企業カルチャーにあります。
このページでは、当社の社風や職場の雰囲気、そして個性豊かな社員・スタッフのキャラクターを知っていただくきっかけとして、インタビュー記事を順次公開していきます。

京大在学中に企画した新店舗ジャジャーンカラが大ヒット!

新しい「なんかおもろいこと」を創るエキスパート・デジタル戦略部の中田さんに話を聞きました。

現在のお仕事について教えてください。

株式会社TOAIのデジタル戦略部で、現在はオンラインカラオケアプリ事業のプロジェクトリーダーを務めている中田と申します。
仕事内容としては、新規事業ですね。オンラインカラオケアプリという、スマホひとつでカラオケができるアプリの企画開発を担当しています。
お客様からのお問い合わせ対応なども一旦もう全部、このアプリに関する仕事はなんでも担当しています。

現在(2025年1月)は、もともと当社が運営してきた「UTAO」というサービスと2024年8月に買収したカラオケアプリ「KARASTA」を統合するプロジェクトを進めており、来月のサービスリリースに向けて毎日忙しくしています。

聞くからに大変そうなプロジェクトですね。

そうなんです。めっちゃ大変そうに書いておいてください。
頑張ってる、こいつ!っていう。(笑)

こんな感じで、入社当初からジャンカラの新規プロジェクトを立ち上げたり、いろいろな新規事業・店舗、サービスを企画したり、開発したりする役割を任せてもらっています。

最初のプロジェクトが、「ジャジャーンカラ京大BOX店」の新規立ち上げで、現在はオンラインカラオケアプリです。

ということは、ご入社はジャジャーンカラがオープンする少し前ですか?

2021年4月入社です。
ただ、入社前の2021年2月頃から「ジャジャーンカラ京大BOX店」のプロジェクトは開始していて、どういう店舗にしようか?という企画段階から参画していました。

入社した4月頃も、まだ詰めきれていない部分が多数あり、店舗がオープンした同年10月までの半年間ほどは決めなければいけないこと、オープンするためのタスクが山のようにあり、それを高速で一つひとつクリアしていく日々でした。

10月になりいよいよオープンしますが、オープンがゴールではないので、それ以降どう売上を上げていくのか?そもそもお客様にどうやって新店舗を知ってもらうか?オープン後のプロモーション戦略やどういうイベントを開催するかなどなど、ありとあらゆることを1年中ずっと考え続けていましたね。やって、考えて、またやって、と。


さらに、「店舗の屋上を使って何か面白いことができないか」というお題をいただいたので、その企画にも同時平行で取り組んでいたのが、その次の1年間でした。

そして、オンラインカラオケアプリ事業が、2023年の年始頃から始まったので、それまでの2年弱はずっと「ジャジャーンカラ京大BOX店」関連の仕事をやっていました。

そのほかにも社内から結構頼ってもらい、ジャンカラ全体の新しい企画・アイデアを考える仕事などにも取り組んでいました。

主に「お客様にどんなおもろい体験を届けようか」というような課題を受け取って、その課題に取り組んでいたイメージです。

「京大生にウケる店舗をつくるには、その店舗のアイデアを京大生が考えた方がいいんじゃないか?」という発想から始まったと聞きました。

はい。実は、私はそれまで、ジャンカラとは縁もゆかりもなかったんです。
2021年の1月頃、当時は就活もせずにだらだらと過ごしていたんですが、ある日サークルの先輩でもある起業家の方から連絡があり、その方のつながりからジャンカラの新店舗の企画をすることになりました。

その時に会った当社代表の「一緒におもろいことやっていこや!」というオーラが凄かったんですよ。そのオーラに魅了されてしまって。

私自身、もともと「なんかおもろいことをやりたい」と考えつづけてきた人間なんですが、企業に就職してもなかなか自由にやらせてくれないだろうと思い、半ば諦めていたんです。でも「ここやったらできるかも」と思って入社したのが当社でした。

ジャジャーンカラ以前に、何らかの店舗を作った経験はあったのですか?

ないですね。
素人ながら常に、人を面白がらせたいなぁと思っていろいろ企画をしてきたタイプではあったのですが。

まず顧客理解を深め、その顧客に刺さるコンセプトってなんだろうと考えて、それを形にするという部分については、入社当時の上司であった元ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのマーケターの方の教えが大きかったです。

コンセプトが固まったら、これまでに百数十のジャンカラ店舗を作ってきた社内の各部署と連携しながら、店舗をつくり上げていきました。

本当に、すべて思い通りに店舗ができ上がったので、「やはりプロはすごいな」と唸りましたね。

オンラインカラオケアプリのプロジェクトは、自ら希望を出して担当することになったのでしょうか。

希望は、特に出していません。
ただ、入社する前から当社の代表に「とにかくおもろいことがしたい」「挑戦したい」ということをことあるごとに伝えていたからなのか、「じゃあ、そういうことをどんどん任せていきたいと思うからよろしくな」と言われて入社しているんですね。

現在取り組んでいるオンラインカラオケアプリ事業は、社内にノウハウが全くないチャレンジですので、入社時の約束通りと言いますか、私の希望通りにプロジェクトアサインしてもらえている感覚があります。

意欲ある社員の希望にきちんと向き合い、果敢にチャレンジできる環境を与えてくれる代表であり経営陣ということですね。

おっしゃる通りです。
これからも新しい、おもろいことにチャレンジし続けていきたいと思っています。

そのおもろいことをするためには、それを実現するためのスキルも身に付けていく必要がありますし、多くの人を巻き込んでいく力や役割・役職が必要かもしれません。
そういう意味では、稚拙な言い方ですが偉くなりたいなと思うようになりました。

また、誤解して欲しくないのでお伝えしておくのですが、当社は、何でもかんでも思いつきで全部やらせてくれるような甘い環境ではないということですね。

しっかりと目的を持って、「あのお客様に、こういう体験を提供して、こういう気持ちになってほしいから、こういうふうにしたいんだ」ですとか、実際その想定通りにできるかは分かりませんが、「こういうふうな気持ちになってもらえるかわからんけど、実験したい、そのためにこうしたいんだ」というロジックと熱量があれば、様々なチャレンジをさせてくれる会社だということです。

この記事を読んでくれたどなたかが、もし今いる環境に物足りなさを感じておられるなら、
当社はすごく刺激的で、挑戦できるいい会社なのかなと私は思います。

中田 さん

デジタル戦略部
Exp

女性が働きやすく、キャリアアップも目指せる環境へと会社全体が進化してきている

セクションマネージャーとして全事業のマーケティングを取り仕切る女性社員・西さんに話を聞きました。

現在のお仕事について教えてください。

営業企画部 営業企画課のセクションマネージャーをしています、西です。

営業企画部 営業企画課は当社のマーケティング全般を担っている部門であり、全社の売上向上のためのキャンペーン等の販促企画やSNS運用はもちろん、ジャンカラをはじめとする様々な店舗の料金設定や新店舗を立ち上げる際のコンセプト設計、オープン時のプロモーション、オープン後は売上向上のための企画立案など幅広く担当しています。

営業企画課は現在13名で、うち6名が女性。5つのチームがあり、私がそのセクションマネージャーという体制です。

これまでの西さんのご経歴は?

2021年7月にキャリア採用で当社に入社しました。入社時はデジタル部門配属でSNSマーケティングを担当していました。その後、営業企画部に異動し、2023年12月から管理職になり現在に至ります。

前職ではSNS関連業務を中心に約9年間在籍していましたが、新たなチャレンジをしたいと思った時に当社と出会い、エンタメ業界に興味があったこと、直感的にピンと来たこともあり転職することにしました。

当時はまだコロナ禍であり、「これからのカラオケはどうなっていくのだろう」という不安はあったものの、「カラオケは日本の文化であり、衰退していくものではない」、「むしろ、これからもっと面白いものになっていく」という経営陣のメッセージと熱量が入社の決め手でした。一目惚れに近い感じですね。

女性活躍推進は当時から?

私が入社した当時は、まだこれからという時期で、女性管理職は数名でした。その後、女性活躍推進制度が導入され、その成果として女性社員の入社や社員登用が増加し、女性が働きやすく、キャリアアップも目指せる環境へと会社全体が進化してきている実感があります。

2024年11月に、女性活躍推進制度に関するプレスリリースも出しているのですが、会社がこのように対外的に情報発信してくれることは、社内にも良い影響があると思います。実際に女性が活躍しやすい空気ができましたし、女性が積極的に前に出ることに対する感覚が変わっていったと言うか、ある意味公認されたというか、「前に出ててもいいんやで」って言ってくれてるみたいな感じですね。
それまでは控えめで、あまり前に出て来れなかった女性たちも一緒に、みんなで会社を底上げしようよ!というような感覚を、今の私は持っています。

女性管理職は現在何名いらっしゃるのでしょうか。

管理職クラスは5人です。
当社には、マネジメント職とエキスパート職という2方向のキャリアパスがあり、マネジメント職としては現在は私1人です。

当社としては、基幹事業ジャンカラのメイン顧客層である女性そして若者のアイデアや声を積極的に取り入れていきたいという狙いもあり、「管理職の半数以上を女性・若手社員に」という目標を掲げていて、実はもうすでに達成しています。

ただ、現状は若手社員の数が多く、これからもっと女性管理職の方も増やしていかなければという状況です。

西さんご自身の、これからの目標やキャリア観について教えてください。

マーケティング部門で実績・成果を出しながら自分自身のキャリアアップを目指していきたいと思っています。それと同時に、いままさに女性社員が増えてますし、教育・育成にも力を入れて、次の女性管理職を育てていきたいと思っています。

男女バランスよく、そして老若男女様々な社員がいるということは、会社にとっていろんな視点から新しいアイデアが生まれるキッカケにもなります。そういう組織体制になっていくことが、今、当社が目指している方向性であろうと私は認識してるんですが、自分自身が動くことでそういったことも実現できるのではないかなと思っています。

西さんが、女性管理職のロールモデルになれたらと。

そうですね。
私自身、いまとても楽しく仕事をしてるので。

そう在りたいなと思います。

当社は、日々自分が成長していることを感じながら仕事をしていける会社です。
自分が周りをサポートしたり、周りからサポートしてもらったり。
そういうチームで働けるというのは、自分の成長のチャンスであり、その成長した先にキャリアアップの目標が持てたりする環境なのだと思っています。

私が先駆けになるぞ!というような気持ちを仕事で実現できるんですね。
これはきっと女性が管理職を目指すという意味合いだけでなく、どんな業務においても自分がこういうことをやっていきたい!チャレンジしたい!ということを形にしていける社風があるので、自分がワクワクすることをやっていきたいと思っている人には良い会社だと思います。

西 さん

営業企画部
セクションマネージャー

京都に来てくれる数多くの外国人のお客様に、カラオケという日本の文化を伝えたい

「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」プロジェクトの総支配人・サンパットさんに話を聞きました。

現在のお仕事について教えてください。

当社が2024年12月に発表した「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」の総支配人を務めているサンパットです。

「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」は、12月27日(金)京都駅前にオープンした複合型エンターテインメントビルです。オープン×リベラル×グローバルをテーマに、人生最高の体験となるような革新的なエンターテインメントを提供することで、世界中の旅行者を惹きつける新たな京都のランドマークを目指していきます。

「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」は、2025年1月現在、ジャンカラのみを先行オープンしている状態で、今後段階的にすべてのフロアをオープンしていく予定です。

私は現在は、本社にいながらこのプロジェクト全体をグランドオープンさせるための準備をしているところです。そして、このプロジェクトのすべての施設がオープンしてからは責任者として、人のマネジメントや売上管理など施設全体の管理を担っていく予定です。

グランドオープンは、2025年3月を予定しています。このビルの中にはジャンカラだけでなく、1階にメキシカンレストラン、5階にカラオケバー、そして7階にジャンカラのVIPフロア、8階はハイグレードなバー、屋上にはルーフトップバーが出来上がる予定です。
現在は第1弾として、ジャンカラはオープンしていますが、まだグランドオープンはしていない状態です。

サンパットさんのご経歴は?

もともとは、ホテルでバーテンダーをしていました。
グランドハイアット、ヒルトンホテルのレストランマネージャー、料理部長を経て、直近はイケアジャパンで管理職として従事していました。

当社に転職してくるキッカケになったのは、ズバリこのプロジェクトがあったからです。もし自分が起業するとしたらまさにこのようなコンセプトで、このようなエンターテイメント施設をつくるだろうと思わされたのが「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」でした。ですから、このプロジェクトに携わりたいと思い、入社を決めました。
プロジェクトの支配人募集があったので、そこに応募した形です。

このプロジェクト自体は、私の入社前から企画され、店舗の施工やオープン準備が進められていたのですが、私がジョインしてからは支配人としてプロジェクトリーダーをバトンタッチしつつ、前任者とも一緒にグランドオープンに向けて準備を進めている状況です。

あらためて「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」のコンセプトと、
このプロジェクトが立ち上がった経緯について教えてください。

このプロジェクトがスタートしたキッカケになったのは、やはり現段階で、日本に非常に多くのインバウンド(外国人観光客)が来ているという事実です。 ジャンカラを通じて、カラオケという日本の文化を外国人観光客の皆様にも体験していただこうという狙いがありました。同時に、京都にたくさんの外国人が集まれる場所をつくろうというコンセプトのもと、このプロジェクトが立ち上がりました。

この「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」の各コンテンツ、つまり、ジャンカラやレストラン、VIPルーム、バー、ルーフトップバーを外国人が好んで利用し、そこに出会いと交流が生まれるというコンセプトです。

私がジョインした時点で既に決まっていたことも多数ありましたので、その決まっていたことをそのまま進行しているものもありますし、決まっていたものを変えたりもしています。

主にインバウンド向けの施設になる想定なので、特に1階のレストランや上層階のバーのスタッフは外国人スタッフがメインになる予定で、現在スタッフの採用活動を進めています。
また、すでにオープンしているこの施設内のジャンカラでも、英語を話せる日本人などバイリンガルの方々を集めている状況ですね。

総支配人の視点から、「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」の魅力について教えてください。

そうですね。ビル全体がオススメスポットではあるのですが、お客様に体験していただきたいジャーニー(体験)という観点でお話をします。
例えば、まずは1階のメキシカンレストランで料理を召し上がっていただいて、それからジャンカラで日本のカラオケを体験していただいて、最後に、外国人の方々にも馴染み深く身近なバーを体験していただく。
その一連の体験を、このビルの中で「思い出に残る体験」にしていただけたらと考えています。

サンパットさんの今後のキャリアビジョンについてもお伺いできますか?

まずはこの「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」プロジェクトを大成功させたいと考えています。
その次のステージとして考えているのは、当社の経営ボードメンバーとして、さらに大きな影響力のあるプロジェクトに取り組んでいくことが目標です。

また、先々では、私のこれまでの経験や培ってきた能力、ナレッジなどを若手社員に伝えたり、例えば講師のような存在かもしれませんが、何らかの形で当社の中に限らず、より社会の役に立つようなことにも取り組んでいきたいと考えています。

株式会社TOAIは、エンターテイメントを提供する会社です。
カラオケは日本人には馴染み深い文化だと思いますし、カラオケを歌うだけで笑顔になるっていうこともありますよね。ストレスを発散する効果もある。
こういったことを通じて、当社は社会に対して貢献しているということなんだと私は感じています。
例えば去年だけで約2000万人の集客があった。つまりそれくらいの規模感で、人々にエンターテインメントを提供し、影響を与えている会社ということなんですよね。

また、そのバックグラウンドにある、その体験をつくり上げるための経営基盤やノウハウという部分は、次の世代にも伝えていく使命があるようにも思っています。

最後に、メッセージをお願いします。

当社は日本の会社ですが、ジョインして驚いたのですが、外資系の雰囲気もあるんですよ。皆さん、結構フレンドリーですね。そして、助け合っている。
例えば、今後新しく入社する人でも、手を挙げたら、そこに意思があればやらせてくれる雰囲気やカルチャーがありますね。
また、テクノロジーと融合した効率化や、テクノロジーを活用してもっと良いサービス提供しようというコンセプトがこの会社にはあります。
今後はこのテクノロジーを駆使して、さらに規模を拡大していく未来があるようにも感じています。

サンパット さん

Entertainment Hub PJ Kyoto
総支配人

ジャンカラが好きすぎて、もっと頑張りたい。アルバイトチーフの挑戦

ジャンカラのアルバイトチーフとして活躍する中さんに話を聞きました。

現在のお仕事について教えてください。

2024年末、京都駅前にオープンしたジャンカラ ENTERTAINMENT HUB KYOTO店 アルバイトチーフの中です。

仕事内容は、フロント業務やお客様対応の他、厨房に入ってフードメニューを作ることもあります。また、ENTERTAINMENT HUB KYOTO店にはオープンカウンターがあり、そこでのお客様対応もしてます。

この店舗には、店長・副店長の他、社員2名・アルバイトチーフ4名の計8名が、時間帯や役割を分担して店舗マネジメントを行なっています。

私も責任者としてアルバイトスタッフをまとめて仕事を割り振り、店舗全体を見渡し、考えながら店舗運営に取り組んでいます。

ジャンカラのアルバイトを始める以前はどんな生活/アルバイトをしていましたか?

実は、ジャンカラが初めてのアルバイトなんです。
それ以前は高校生で、高校卒業後は通信制の大学に通っています。

通信制大学入学から半年程経った頃、京都の河原町に行くことが多かったのですが、いつも目に入ってくるのがジャンカラでした。そのインパクトが自分の中に強く残っていて、カラオケも好きですし、人と関わる仕事がしたかったので面接を受けてみることにしました。

ジャンカラで働き始めてから、現在までの仕事内容について教えてください。

2023年10月にジャンカラ三条河原町店のアルバイトとして入社しました。深夜帯メインで約8ヶ月勤務し、2024年6月1日にアルバイトチーフに昇格したのですが、店舗の売上目標を達成したいという気持ちが強く、そのためにさまざまな改善に取り組んでいました。お客様からの「ありがとう」という言葉や感謝の気持ちが積み重なった結果が売上になり、目標を達成すると考えると嬉しい気持ちになります。また、スタッフ全員で達成に向かって声を掛け、励まし合いながら頑張れる一体感がとても好きなんです。

そして、おそらくそういった点が評価されたようで、店長から「今度オープンする新店舗の立ち上げにチャレンジしてみないか」と声をかけてもらい、異動することになりました。2024年の12月からは、新店舗ENTERTAINMENT HUB KYOTO店のオープンに向けた研修や準備に取り組み、店舗がオープンした12月27日以降は三条河原町店在籍時と同じく、アルバイトチーフとしてお仕事をしています。

ジャンカラENTERTAINMENT HUB KYOTO店は、京都駅前の複合型エンターテインメントビル「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」のグランドオープンに先立って、2〜5階フロアのみ営業を開始しています。(2025年3月時点)

「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」はオープン×リベラル×グローバルをテーマに、世界中の旅行者を惹きつける新たな京都のランドマークを目指しており、その大部分を担うジャンカラも必然的に、主に外国人旅行者(インバウンド)の方向けのサービスを強化しています。基本的には多言語を話せるスタッフで運営していて、外国人スタッフも多数活躍しています。

オープン前の研修では講師として、新しく採用したスタッフの教育・育成を担当しました。
初めて経験する大規模な研修で、気配りと言うか、何十名を同時に見ながら指導していくために隅々まで視野を広げて取り組んでいたのですが、とても大変でしたね。

また、それまでの三条河原町店での研修やマニュアルから刷新された部分も多々あり、私自身も一から勉強し直したり、新たな気づきや発見をしながらオープンに備え、無事にオープン日を迎えることができました。

アルバイトチーフの仕事や役割ついて、詳しく教えてください。

通常のアルバイトスタッフと明確に違うところは、責任者にしかできないこと、責任者に任されている業務を行うことです。また、店長や社員がその時間帯に不在であれば、店長や社員の代理を務めることになります。

責任者なので店舗で起こるすべてのことに責任を持たなければいけません。全てにおいて“きちんとできているか”を常に考えながら仕事をし、他のスタッフへの指示出しなども行います。他には、現金に触れる業務はすべて責任者がやると決められていたり、責任者が管理する必要がある清掃業務などもあります。

店舗内の役割としては社員と何ら変わらないので、アルバイトだけど社員の気持ちで働いている、というところもあったりします。

また、ジャンカラではアルバイトにもグレードがあり、昇給もあります。
スキルアップしていけばグレードが上がっていき、お給料(時給)も上がっていく可能性があります。

アルバイトチーフになって、変わったことはありますか?

確実に、責任感が強くなりましたね。あと、全体を俯瞰して見ることができるようになり、気配りができるようになりました。面倒見も良くなったと思います。
他にも、多くの人と関わるようになり、いろんな人と喋ってきたので、コミュニケーション能力が少し上がった気がします。一人ひとりに合った対応、話し方など、いろいろと気をつけるようになりました。

また、お客様の満足度をより高められるように、不満や不安を抱かせてしまわないように気をつけられるようになりました。
困ってるお客様や不満を持っている方がいらっしゃったら、こちらから声をかけてお話を伺うことを心掛けています。

今後の目標やキャリアのイメージがあれば教えてください。

現在、通信制の大学に通っていて、3年後には卒業することになります。
卒業後はどこかの企業に就職すると思うんですが、実は私、卒業したくないんです。

ジャンカラが好きすぎて、もっと頑張りたい。

もっとこういう事がしたいとか、売上を伸ばしたいとかやりたい事がたくさんあるんです。

また、先々も、人と関わる仕事を続けていきたいと思っているのですが、ジャンカラでの経験や身につけたものって、どこに行っても絶対に活かせると思うんです。

新しいことに次々と挑戦していく会社ですし、まずは卒業まで全力で色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。

中 さん

ジャンカラ
ENTERTAINMENT HUB
KYOTO店
アルバイトチーフ

「女性活躍推進制度」のおかげで、キャリアアップも目指せる。

制度を活かしながらジャンカラの店長として活躍する竹内さんに話を聞きました。

現在のお仕事について教えてください。

営業部所属の竹内と申します。現在は京都滋賀エリアの店長として勤務しています。
仕事内容としては、店舗の売上や物の管理をはじめ、人材教育や育成など店舗全般のマネジメントを行っています。

店長になるまでにアルバイト時代含め約10年間勤務し、アルバイトチーフという店舗の時間帯責任者を経て、2021年にキャリア採用という形で社員に昇格しました。そしてそこから2024年6月に店長に昇格しました。

店長になるまでの10年の間に結婚と出産を経験し、3年ほどブランクがあるので、実際に働いた年月は約7年です。

竹内さんは、「女性活躍推進制度」を利用された第1号社員だったそうですね。

あとから人事の方に聞いたのですが、実はそうだったようです。

「女性活躍推進制度」とはその名の通り、当社が女性従業員が働きやすく、長く活躍できる職場環境の整備を推し進めるべく、内閣府・厚生労働省が掲げる「ポジティブ・アクション」の規定に基づいて2024年4月に導入した制度です。

この制度が導入された当初は、現在とは違い申請制で、社内で一番最初にその申請を提出したのが私だったとのことでした。

店舗勤務する女性社員を対象に、給与等は通常の社員と同一のまま「深夜時間帯(23:00~翌05:00)の勤務免除」、「転居を伴う異動の免除」、「一部大型連休期間中等を除き、日曜・祝日固定休みの取得可能」の3つが適用されます。

制度の導入当初は申請制だったのですが、現在は申請しなくても女性店舗社員であれば全員自動的にこの制度が適用されるルールに変更されています。

また、もし希望があれば、深夜時間帯や日曜・祝日の勤務や転居を伴う異動も申請することが可能です。

「女性活躍推進制度」が導入されて、竹内さん自身にはどんな変化がありましたか?

この制度が導入される前は、やはり店長に昇格する場合や今後のキャリアを考えたときに、曜日や時間帯問わず柔軟に勤務できるようにした方がいいのでは?という声も実はありました。

ですが、この「女性活躍推進制度」が始まったことによってほぼ強制的にその必要性がなくなり、私の場合はそのおかげで店長になることができたとも言えます。

制度導入以前の私の勤務形態から大きく変わったというわけではないのですが、一番大きな変化は気持ちの部分だったように思います。

サービス業の世界には、例えば店長なら深夜時間帯や日曜・祝日も勤務するのが当たり前という、暗黙の了解のようなものがどんな会社でもあると思うのですが、「女性活躍推進制度」の導入によって他の社員やアルバイトのメンバーの理解を自然と得られるようになると言いますか、店長や社員でも深夜や日曜・祝日に必ずしも勤務する必要はないといったことが当たり前というカルチャーになったことが、精神的にはとてもありがたいと思っています。

また、私の場合は平日に子供の授業参観や運動会があったりするのですが、あらかじめ調整さえつけておけばそういうお休みは取りやすいのでとても助かっています。

あえてお伺いするのですが、この制度によって、逆にちょっと困ってることってありますか?

大きな問題では無いのですが、女性店長たちの間で少し議論になったのが、自分が勤務しない深夜時間帯や日曜・祝日の売上が心配という点とスタッフとのコミュニケーションについてでした。

例えば自分が深夜時間帯に勤務しないので、深夜だけ勤務しているアルバイトスタッフとは会う機会がほぼないのです。スタッフ教育という観点からも、深夜時間帯の責任者教育はどうしていけばいいのだろう..という懸念も当初はありました。

ただ最近は、自分がいない時間帯や曜日を勤務できる男性社員やアルバイトチーフに任せられるようにシフトを組む、もし自店舗のスタッフだけで賄いきれなければ近隣店舗から時間帯責任者を任せられるヘルプメンバーを呼ぶ等協力し合うことで調整するようにしています。

こういった取組みのおかげで、アルバイトチーフの女性が社員になったり、女性店舗社員が店長にチャレンジするケースが増えています。制度開始からまだ1年弱ですが、店舗勤務の女性社員比率は約15%から20.3%に増加しているんです。(2024年12月時点)

今後の目標やキャリアのイメージがあれば教えてください。

個人的な目標としては、新しいことにチャレンジするのが好きなので、今後いろいろな店舗を店長として経験していきたいという思いがあります。

ジャンカラはいま、特徴的でインパクトある新店舗が多数オープンしているので、そういった店舗にも今後携われるような人になりたいです。

また、「女性活躍推進制度」が導入されたことによって私も店長に昇格することができましたし、そういったキャリアアップの可能性と言いますか、希望が見えたと思っています。

それまでは「ずっと副店長のままかな」という感覚も実はあったのですが、いま店長として働いている中で、その次はエリアマネージャーやトレーニングマネージャーを目指そうという気持ちにもなれます。

会社の方針として、明確に女性が活躍できる環境づくりを推進していこうという流れがあるので、結婚・出産・育児・介護などライフステージの変化があっても働き続けられると思います。なので、向上心がある方やキャリアアップをしていきたい方、何か新しいことにチャレンジしていきたい女性の方がいらっしゃったら、ぜひ一緒に頑張りましょうとお伝えしたいです。

竹内 さん

営業部
京都滋賀エリア 店長

自分が得意分野に突っ込んでやっていける、集中できるのが「エキスパート職」の強み

教育の「エキスパート」として活躍する人事部 教育課 佐藤さんに話を聞きました。

現在のお仕事について教えてください。

人事部 教育課に所属している佐藤です。
現在の人事部 教育課に約10年程在籍しています。
その前は、ジャンカラのエリアマネージャーに約2年従事していました。

人事部 教育課の仕事は、ジャンカラをはじめとする各事業の店舗教育環境の整備、そして本社教育制度の企画と運用。主にこの2つを行っています。

店舗教育環境の整備とは、店舗運営やサービス品質向上の支援等を行っています。
具体的には、アルバイトスタッフ向けのマニュアルや研修体制の整備。店舗社員教育、それに付随するツールの制作、店舗スタッフがスムーズに動けるようにするためのサポート等も行っています。
他には、業務効率化を目的とした社内システムの導入や運用改善にも携わっています。

社員・スタッフがより良い環境で働けるよう、様々な取組みや施策を考えて運用していくようなイメージです。

当社には、TTC(TOAI Training Center)という店舗スタッフの教育・研修を専門的に担う部門があるのですが、そのTTCの立ち上げから、現在はその運用や事務局的な役割、TM(Training Manager)のサポートも担っています。

本社教育制度に関しては、階層別教育の企画や研修の手配・調整等も行っています。

教育課に約10年いらっしゃるとのことで、当社には10年以上いらっしゃるんですか。

はい。当社には20年以上在籍しています。10代の頃から働きはじめ、しばらくはジャンカラの店長として働いていました。店長を10年程経験した後にエリアマネージャーに昇格したんですが、店長時代の後半5年程は店舗のリニューアルや新店舗の立ち上げに関わることが多かったです。その中で、ジャンカラのハイブランド店舗である「スーパージャンカラ」での経験をおそらく評価してもらえて、エリアマネージャーを経て、教育課に配属されたという感じです。

10年程前というと、当時はカラオケの店舗で接客を重要視するような人はあまりいなかったのですが、私は接客に力を注いでいました。せっかくお客様に来ていただいている中で、お客様に少しでも喜んでほしいというような気持ちが強かったんです。また、従業員にも楽しみながら仕事をしてほしいと、そういったところに焦点を当てて従業員教育を行っていたのを見てもらえていたのかなと思います。
また当時、「ジャンカラグランプリ」という接客コンテストが開催されていました。
あまり意識はしていなかったんですが、私の唯一自慢できることだとよく言ってるのですが、最優秀店長を4回連続で受賞したんです。
そういったところで評価してもらっていたというのが、教育課という部署に行くキッカケになったのかなと思っています。

教育のエキスパートということですね。

「エキスパート職」というキャリア制度が、2022年1月に始まりました。

当時、当社のキャリアパスは、役職なしから始まり、リーダー、セクションマネージャー、シニアマネージャー、ゼネラルマネージャーという1本ルートのみでした。
その中で、当然上位職になる程そのポストはごく限られた数になるため、様々な領域で高い専門性を有する社員を十分に処遇できていない可能性があるのではないか?という議論が経営陣を中心に重ねられたようです。 そういった経緯から人事制度改革が行われ、リーダークラス以上及び本部社員の中で、特に豊富な経験や専門的な知識、さらに高い成長意欲を持っている者に対して、特定領域での高いパフォーマンスを期待する「エキスパート職」というキャリアパスを導入することになりました。

私自身、正直なところ胸を張ってマネジメントが得意だと言えるような性格ではないので、当時からセクションマネージャーを目指しているわけではなかったんですよね。そういったことは当然口には出さなかったんですが、この「エキスパート職」が導入されるタイミングで声をかけてもらって現在に至るという感じです。

適材適所を実現する制度ですね。

そうですね。
実は「エキスパート職」になったからといって、今後「マネジメント職」になれないというわけでもないんですよ。
「エキスパート職」で自分の得意とする分野で自信を高めながら、時間をかけてでも、「マネジメント職」の方にチャレンジしたい気持ちになった時には、そういった希望も出すことができるというのは、この制度の良いところではないかなと思っています。

現在、「エキスパート職」は何名いらっしゃいますか?

2025年1月現在、本部社員が150名程おり、そのうち30名程が「エキスパート職」です。
私の場合は「教育」のエキスパートですが、他には「店舗開発」や「店舗企画」「設計」、IT領域で「エンジニアリング/プログラミング」や「データサイエンティスト」「デザイナー」。「飲食店運営」や「調理」「サービス」、本部機能として「法務」「経理・財務」など各部署に数名ずつエキスパートがいるような状況です。

私の場合は「エキスパート職」というのが、ひとつのモチベーションになって、余計なことを考えずに仕事を頑張ろうという気持ちになれるという点で、とても大きかったなと思います。

自分が得意だと感じていることに突っ込んでやっていけるところ、そこに集中できるというのが、この「エキスパート職」の強みと言える部分なのかなと思っています。

これから入社してくる方も「エキスパート職」になれる可能性がありますか?

あり得ると思います。
特にキャリア採用だとよくあると思いますし、新卒採用でも可能性はあります。
むしろ、何らかの高い専門性を持っている人に応募して来てほしいと思っています。

私自身としては、「教育」のエキスパートとして、従業員一人ひとりが安心して成長できる環境を整えていくというのが目標なのかなと思っています。
少し大きいことを言うと、業界全体が注目するような画期的な人材育成モデルを生み出して、会社のブランド力を向上させていきたいと考えています。

佐藤 さん

人事部
ジュニアExp